ハンターハンター速報

ハルケンとツェリが仲良いのが面白いわ
自分の兄弟と仲悪い、知識大好きなところが共感できるんだろうな

ツェリがハルケンを認めてるシーンあったっけ？

回線

権謀術数…渦中のクラピカ…

チョウライ背後の護衛に　どうだ？
護衛はうなずき、　問題ありません
クラピカ　？そうか…
お試しになったのですね　私を
チョウライ　その通りだ　クラピカ君といったね　無礼を許せ
だが仕方がなかった　君が信頼に値する器量と廉直を持つ者かどうか　
私には確かめる必要があるだろう？
クラピカ　はい　しかし、その二人は
チョウライ　ふ　すでに寝返っているよ　
クラピカ　！
チョウライ　あやつら　逆臣を許しはしまい　命がけで私に仕えるだけの利得があるということだ
ネンとやら、いや、念の概要はこの者らから得た　君を呼んだのは、君個人が私に与する意思があるのか　その確認のためだ
オイト　…
クラピカ　見返りは？
オイト　！
チョウライ　弟（ワブル）とオイト殿の助命　国外での生活が前提だが一生の援助と警護を約束しよう　弟が成長するにつれ監視と言い換えることになるが
君の働きによっては好きな褒美を取らす　望めば取り立ててもよい
クラピカ　なぜ我々にこのようなお話を？
チョウライ　簡単なことだ　最も非力な者に優秀な者がついた　
最も優秀な者は非力な者を庇い、優秀な者を従える　私の掲げる国策そのものだよ
隠すことも臆すこともなく念の話をし、そしてそれを聞く私への心遣いは思い見るものがあった
この戦いには君が必要だ　能力を貸してくれ
クラピカ　…即答は致しかねます　私の使える方はここにおられるワブル王子と王妃
お二人のご意思に従います
チョウライ　ふむ
オイト　私は…　この子が…王子が助かるのであれば　どのようなことでも…
チョウライ　約束は守る　もとより叛意を示すことさえなければ上位王子以外は相手にするつもりはない
先ほどの様子から察するに、もう既に第一王子とは決別しておるのであろう？私に対しても同じだ　戦闘は免れまい
そして第二王子第四王子は言うに及ばん　第五王子に戦意はない　生還とその後の保身が目的　せいぜい日和見の後クーデターでも画策するのが関の山　
わかるな？私以外の王子に即位は到底不可能であろう　即位までの間、弟（ワブル）を守護できるのも　私以外の王子には不可能だということだ
クラピカ　…わかりました　条件があります
チョウライ　聴こう
クラピカ　私の護衛対象は王子と王妃　その体制は崩すつもりはありません
また、居住区と私の配置は現在と相違なく　そして、信頼に値する警備の者を貸していただきたく存じます

チョウライ　ふむ…すでに攻撃を受けて警備は崩壊状態だと聞いたが本当か？
クラピカ　はい　戦闘能力を有する護衛は私含め２名　…参謀に値する側近が１名
チョウライ　ならば、こちら（居住区）に移動した方が安全とは考えないのか？
何不自由な…
ゴゴ…
クラピカの背後にチョウライの念獣
クラピカの胸に黒いオーラ
クラピカ胸をはだけると、チョウライの念獣の形状をしたタトゥーのようなものが浮かび上がる
コベントバー　王子！！
チョウライ　始まったか！？
コベントバー　はい！
チョウライの念獣が漢字のみの言葉を発する
クラピカの意識に漢字のみのメッセージが流れる
クラピカ　（これは！？チョウライの念獣の？しまった！発動条件を満たしたか！）
（９６時間以内に…　チョウライの…　敵とみなされる人間を三人　殺さなければ…私の肺が機能を止める…　つまり…死！！）
チョウライ　どうだ？
スラッカ　間違いありません　完了です
チョウライ　ふふふ　そういうことだ　どうだ？これが王位に即する選ばれた者の能力
誰も私の意向には逆らえんのだよ
クラピカ（くそ…！）
解除条件は！？
コベントバー　不明だ　まだ我々も残り９５時間を切ったばかりだ　この争いが終わるまでは…
チョウライ　スラッカよ　貴様の脳裏に浮かんだ言葉は何だったかな？
スラッカ　…は　チョウライ様に敵意を表した行動を起こせば…同時に肝臓が破裂すると…
クラピカ　（対象とする臓器？致死方法はそれぞれ異なるわけか）
二人は念能力者か？
スラッカ　ああ　
コベントバー　俺は駆け出しだけどな
クラピカ　オイト王妃　お変わりありませんか？
オイト　はい　
クラピカ　王子は？
オイト　大丈夫…
クラピカ　（先程のチョウライとの会話の内容が条件か？王妃も些細ながら質疑に応じていた　念能力者限定対象か？チョウライは念獣の言動を間接的にのみ確認できているのか？）
クラピカ　オイト王妃　状況が変わりました　
オイト　はい
クラピカ　協議の時間を頂けませんか？３時間…いや1時間で結構です
チョウライ　無理な相談だな
クラピカ　間もなく第五王子より連絡が入ることとなっています
私が然るべき返答を怠れば、ワブル王子だけでなく、チョウライ王子にも何らかの疑惑の目を向けるきっかけになるかもしれません　さらに、現在第一王子の私設兵が現在厳戒態勢で我々を監視しています　先ほど先発した私設兵が我々の居住区で死んだため…！
チョウライ　コベントバー　何！？

チョウライ　第一王子の兵を殺したのか！？
クラピカ　いえ　あくまで守備に徹した結果、自害せしめました
チョウライ　そうかそうか…素晴らしい　ますます君に興味が湧いてきた
よろしい　一時間だけ猶予を与えよう　第一王子と第五王子の件　
片づけてから再度訪ねるがよい
クラピカ　はい　
ワブルオイトクラピカ退室　3人の警護兵がついてくる
クラピカ　（しまった…この上さらなる制約を背負わされるとは　
ただ、反撃の材料はある　チョウライの護衛は現在のルールの解除条件さえ判れば　
解除の瞬間までは…簡単にこちらにつくだろう　チョウライの死…死によって増大する能力…？くそ…　チョウライ自身か？念獣か？標的さえわかれば解析できる…！）
ワブル居住区のインターホンを鳴らすが誰も出ない
クラピカ　ビル！！開けろ！！
ドアを叩くも音沙汰なし
クラピカ　カギを銃で破壊

場面変わってセンリツ
カチョウとフウゲツが大画面で字幕の映画を見ている
カチョウはいびきをかいて寝ている
後ろでうごめく龍の念獣と、たたずんでいるミイラ男のような念獣
それを見ているセンリツや護衛達　スーツの護衛一人と、ベンジャミンの私設兵二人は念獣が見えている　汗をかいている
センリツ　（クラピカ…大丈夫かしら　もし助けが必要なら…早く連絡を…）
耳周辺にオーラを集めて集中している
後ろのサイドテーブルに遺影らしき女性の写真と、ろうそく、お供え物
センリツ　（この子たちの過去は　知る由もない　今後私に話すこともないでしょう
ただ、二人のお互いに対する心象　これほどにも違う…）
毒ドクドクという心音と、トクントクントクンという心音
電話が鳴り、護衛が出る
護衛　はい…　はい？　はっ！？はっ！はははは
ボン！頭が破裂　
一同どよめく　
護衛　王子を奥に！
護衛　カチコミか！爆弾か！？
護衛　違う！電話だ！
護衛　どっからだ！？通話記録を調べろ！
センリツ　第二王子からよ！そう名乗った！

護衛　なに！本当か！？
センリツ　信じて！
カチョウ　あの婆ァ！ぶっ殺してやる！
護衛　早く！
怒りながら護衛に連れられて行くカチョウ　
震えながら同じく連れられて行くフウゲツ
受話器の耳側からニョキ…ニョキ…と乳房型のカミーラの念獣が生えてくる
乳首からポタポタ黒い雫が垂れており、それを踏んだ護衛が足を爆破される
護衛　がっ
倒れて頭も黒い水たまりに触れて爆破
辛うじて奥の部屋に隠れたカチョウとフウゲツとセンリツ　護衛数人
ドアの向こうで叫び声と爆破音
カチョウ　ママの写真！取ってきて！
護衛　いやいやいやいや！無理です！落ち着いてください！
カチョウ　じゃあ私が行く！
フウゲツ　カーチン！
センリツ　待って！私が行くわ　王子ここでお待ちを
笛を吹いてオーラで身をまとい、ドアノブに手をかけるセンリツ

場面変わってクラピカもドアノブに手をかける

おわり

それぞれの扉の先には…