ハンターハンター速報

凝を怠るなよ

377 依存

1013号室

ムキムキ状態のビスケを中心に第13王子（マラヤーム）警護兵が取り囲む

ビスケ「全く無の状態から念を習得するには多大な時間を要します」

一同「…」

ビスケ「しかしながら、王子（マラヤーム）が生き残るためにはそこまで悠長なことは言ってられません」

「そこで少し荒療治となりますが、私の念を込めた一発で念習得を最短距離に導く必要があります」

ウェルゲー「一発とは何の一発だ？」

ビスケ「拳でぶっ飛ばす…」

一同「！？」

ビスケ「勿論私はこの状態ですと手加減を知りませんから、元の身体に戻りますが」

ウェルゲー「…ダメだ！君はその状態でいろ！」
ビスケ「？」

ウェルゲー「もし第13王子の念獣の能力が解除されて敵が踊り込んできたらどうするのだ！」
「君の姿に驚愕して少しは敵も怯むだろう！」

ハンゾー「もし敵が襲撃してきた場合、我々が責任を持って王子をお守りします」

ウェルゲー「そういうことを言ってるんじゃない！」

一同「？」

ウェルゲー「い…いや、とにかくその状態で私に拳を一発お見舞いしてくれ」

ビスケ（こいつ変態？）「私は手加減知りませんからね」

ビスケがウェルゲーのみぞおちに拳を入れる

ドゴォ（ウェルゲーが壁に激突）

ムキムキ状態を解除したビスケ「世の中には変わった変態もいるワサ」
ハンゾー「…」

1014号室

377 明確

■悪夢の顕在化…！
4日目 AM9:15

ツェリードニヒ「ホイ ホイ ホイ にらめっこ 」
ミュハンの死体を触らず動かすツェリードニヒ、干からびた死体を喜怒哀楽の表情にする
ツェリードニヒ「やっぱオレ オーラ動かすよりもさ 直接人間をいじるのが向いてるみたいだわ」
ツェリードニヒ「思いつきでこのアホを引き取った甲斐があったな」

テータ(オーラを対象物に使わず高度な操作を… これは通常の念にはありえない 特質だからこその歪な力(チカラ)…！やはり彼の才能は測り知れない)

ツェリードニヒ「次のステップ行ってくれよ」
ミュハンの両手にジャンケンをさせる

テータ(…想定のさらに数倍も成長が早い もう…悠長なことはできない
終わらせるなら 今日！)
テータ「次は 絶について教えます…！」

1014号室
クラピカ「まずはグループ同士で 引き続き眼にオーラを…」
サトビ「いや 私はもう理解している」
クラピカ(…)
サトビ「先の推測通り！ハンター達が結託し カキンの中枢に取り入ろうとしていることをな！」
ムシャホ「ムダな話だな 扇動に足るものでも見つけたのか…？」
サトビ「確固たる証明が可能だ まず昨日 そこにいる協会員べレレインテとビル…この二人が第十三王子(マラヤーム)の部屋の前で会話していた」
べレレインテ「あら 貴方(アナタ)達だって王室の事情はハンターに漏らさないじゃない」
べレレインテ「状況のせいで疑心暗鬼なのは分かるけど 同業(ハンター)同士での情報交換は不自然なものじゃないわ」
サトビ「重要なのはその内容だッ！ここに録音があるッ！」
録音機を取り出すサトビ
クラピカ(ッ…！？)
ビル「…おいおい！これは妨害行為じゃないか！？」
ビル「お互いのために疑問を解消するならいいが これは明らかに講習会と関係のない糾弾だ…！」
サトビ「この録音の中には念に関する情報もある そうなると無関係ではないと思うが どうかね？」
ざわつく室内
マオール「ならば！まず録音を聴いてみてもいいだろう」
マオール「その後続けるかどうか 決めるのは我々だ」
クラピカ(まずいな…)
スイッチに手をかけるサトビ
サトビ「それでは再生しよう 全てが明確になる音声を！」

再生開始

「ウホーホォ！！！ウッホォホォ！！！ウッホォホォ！！！ウホウホホホホホホホッ！！！ウッホゥ！！！」
「ウッホ！！！ウホホホーーーーーイ！！！！ウッホォ！！！！！！！」

ゴレイヌ「『ゴリラ・サンバ』だ！残念だったな！」

サトビ「きっ…貴様あぁぁああぁ！！！！！！！！！」

ゴレイヌ「入れ替えられるのは…録音だけじゃあねぇんだぜ？」

空間からミュハン似のゴリラが現れる

ミュハン「ちくしょう！このオレをゴリラにしやがったな！」

クラピカ「生きていたのか！？ではあの死体はいったい！？」

1004号室

ツェリードニヒ「ぎゃああああああ！！！！！！何なんだこいつは！？！？！？？？？？？？」

いきなりミュハンの死体がゴリラに変わりツェリードニヒを強襲！

ツェリードニヒ「ぐげぇッ！！！！！！」ﾎﾞｷｯ!!!!!

ツェリードニヒ、首を折られ死亡！

テータ(こんな能力見たこともない！きっと神の裁きに違いない…！)

ゴレイヌ「えげつないクズに容赦はいらねえ…！」

煽り 神域…！ゴレイヌに死角なし！！！！

ウッホ